広島県福山市の特別養
護老人ホームでノロウ
イルスが検出されまし
た。
ノロウイルスは冬に起
こる食中毒の主な原因
となるウイルスです。
食中毒に関してはたま
ご業界の一員としても
無視できず、少し調
べてみました。
ノロウイルスは1968
年にアメリカで発見さ
れたウイルスです。
このウイルスの感染経
路はほとんどが経口感
染で、
@汚染されていた貝類
を、生あるいは十分に
加熱調理しないで食べ
た場合
A食品取扱者が感染し
ており、その者を介し
て汚染した食品を食べ
た場合
B患者の便や吐ぶつか
ら二次感染した場合
・・等が考えられます。
発生の時期は過去の統
計では1〜2月がピー
クとなっています。
冬のカキなどを生で食
べて発症する例があり
ますが、生食用のカキ
以外は加熱調理して食
べる必要があります。
ノロウイルスは食品の
中心温度85℃以上で
1分間以上の加熱を行
えば、感染性はなくな
るとされています。
また、調理後の石鹸に
よる手洗いで菌を洗い
流すこと、調理器具の
洗浄も大切です。
たまごや肉などの食中
毒にもサルモネラとい
うウイルスが存在します。
このウイルスも十分に
加熱(中心温度75℃
で1分以上)すること
で死滅します。
当社のたまごは生産農
場、包装工場、製品な
どで定期的にサルモネ
ラ検査をしており、安
全な製品をお届けすべ
く取り組んでいます。
また、自然環境中に存
在するウイルスに対し
てにわとりのワクチン
摂取、鶏舎の清掃など
も常日頃から行ってい
ます。
これらの食中毒菌につ
いてはインターネット
上で「食中毒」、「サ
ルモネラ」、「ノロウ
イルス」などのキーワ
ードを使って検索しま
すと詳しく内容を知る
ことが出来ますので、
興味のある方は調べて
みてください。
注】今回の広島の発症
例では感染原因がいわ
ゆる食中毒ではないよ
うです。原因の特定が
急がれます(1/11)。
【戻る】