ここは最近皆様から寄せられた高島産業のたまごに対する
ご質問に答えるコーナーです。
今回は第一回目ということで、こんなご質問にお答えします。
@ 白い卵と肌色の卵の違いは何?
一般にたまごの殻の色は親鶏の羽の色と同じです。
白い鶏は白い卵を、赤茶色の鶏は赤茶色の卵を産みます。
これは鶏自身が持つ色素に関係あるもので、たまごの殻も羽
の色素も同じということです。
肌色のたまごは? と言いますと、弊社の「美卵維新あゆみ」の
場合このたまごを産んでいる親鳥は“白い鶏と赤い鶏を掛け合わ
せた品種”なので、双方の色を受け継いだ肌色〜ピンク色に近い
たまごを産むわけです。
でも、親鶏の羽はピンク色ではなく、白を基調とした中にうっすらと
ブラウンの羽が残ったなかなかお洒落な色をしています。
さて、中身の違いは? と言いますとたまごの栄養成分は
“鶏の品
種による差はほとんどない”とされています。
A エサによってたまごの味って変わるんですか?
変わると思います。
たまごの成分は、その卵を産む鶏に与えるエサの成分で変わります。
○○入りたまごとか△△卵とかいろいろありますね。
成分が変われば
味も変わると言うことになります。
具体的には個人の味覚によるところが大きいので、“そんなに”変わ
らない、と言われれば辛いですが‥‥(^_^.)。
弊社の「あゆみ」の場合は、卵問屋さんの試食によると他の卵に比べて甘
みがあり、食感も良いということです。
このコメントが“思い入れの強さ”によるものかどうかは
ぜひ、皆様で判断していただきたいと思います。
B SE菌って何?
SE菌とは鶏卵食中毒の原因の一つであるサルモネラ菌のことです。
このサルモネラ菌には2500種類もの型がいると言われています。
また、その中でも特に危険なサルモネラ(S)・エンテリティディ
ス(E)という種を略してSEと言うこともあります。
いずれに致しましてもこのサルモネラ菌は自然界中に広く分布してい
る菌で、養鶏場においてその感染から鶏舎や鶏を守る為には常日ごろ
からの清掃と衛生対策をしっかりと行うことが必要です。
美卵維新あゆみではSE菌=サルモネラ菌と致しまして、
その検査履歴を公開しています。
 |
C たまごの栄養はどうやって強めているのですか?
|
世に「○○強化卵」とか「**入り」とか、
いろいろな栄養素を含んだ栄養強化卵が存在していますが
前にも言いましたとおり、たまごの栄養成分は鶏の品種による差は
ほとんどありません。
また、ある特定の栄養素を多く含んだ卵を産む品種というのも存在しません。
これらの栄養素は元々鶏の食事に含まれているもので、
それを鶏が食べることで鶏の体から卵に移行し、
様々な栄養素を含んだ卵が産まれます。
ビタミンEの場合も同じで、鶏の食事の中に含まれるビタミンEを増やすことで、
卵に含ませています。
これらの養鶏技術は長い時間をかけて培われてきたもので、
単にサプリメントを加えているだけというものではありません。
移行しない栄養素もまだまだ数多くあり、
今後も美味しく、健康に役立つたまごが産まれてくる事と思います。 |
|