たまごで記憶力アップの巻 | |
たまごに含まれる「コリン」という栄養素は脳を活性化し、 認知症などの防止に有効だと注目を集めています。 「コリン」は卵黄の脂質に由来する栄養素です。 この栄養素は、脳の発達や機能の維持、肝臓の働きの正常化、 高脂血症の改善などさまざまな効用をもっています。 これは「コリン」が私たちの脳内で神経伝達物質である 「アセチルコリン」の原料となるためです。 アルツハイマー症ではこの「アセチルコリン」の合成や利用が 減少することが症状の進行に関係しているとされています。 つまり、たまごの黄身を食べると「コリン」が体内に摂取され、 それが脳内で「アセチルコリン」になり、 神経活性化=記憶力アップとなるわけです。 また、「コリン」が欠乏すると肝臓に脂肪が蓄積され、 肝障害をきたすとされています。 「コリン」摂取による慢性肝炎の改善が報告されています。 同じような効果を持つものに「DHA」があります。 「DHA」はイワシやサンマ,サバ,マグロ,カツオなどの 青魚に多く含まれている成分ですが、 昨今の食生活を考えると、たまごの方が比較的簡単に メニューや食材に加えることが出来ます。 様々な食材をバランスよく摂ることが大切ですが、 ぜひその中の一品にたまごを加えていただき、 美味しく健康になりましょう。 |